共産党の田村智子議員が参院予算委員会で安倍晋三首相主催で開く「桜を見る会」で毎年支出額が増え続けている点を追求しました。

税金を私物化した安倍首相の地元講演会行事ではないのかと疑問を投げかけていました。

その田村智子議員の国会質問についてお伝えします。

安倍首相が税金を私物化し地元後援会を接待してるのか見ていきます。

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田村智子議員の「桜を見る会」に対する国会質問

問題として上げられたのが、毎年4月新宿御苑で開催される総理大臣主催の「桜を見る会」です。

田村智子議員が、とりあげていた問題点を見ていきます。

安倍首相の下で支出額が大きくなり予算の3倍となったのはなぜ?

田村智子議員は、総理大臣主催の「桜を見る会」の支出額が予算の3倍を超えていたことに注目します。

毎年4月総理大臣主催の「桜を見る会」が新宿御苑で行われていますが、安倍総理の下で参加者数、支出額が年々増えています。
これ2013年以前は資料がないということですので、2014年を見ると参加者1万3,700人、支出額3,005万円、予算の1.7倍です。
ここから伸び続けて、今年は参加者18,200人、支出額5,520万円、予算の3倍を超えました。
驚くのは来年度の要求額ですね。
先の国会で予算とかけ離れていると批判されたからなのか、今年度の支出額を超えて、5,730万円を要求 しているわけなんです。
総理、なぜこんなに参加者と支出額を増やしてきたんですか。

桜を見る会、予算

出典:Akahata digital edition

確かに、予算は増えていないのに支出額だけ右肩上がりで増えています。

なぜこんなに増えてしまったのでしょうか?

予算が激増した理由はなに?

先ほどの予算激増に対して、政府側の大塚審議官が回答しています。

  • 理由①:テロ対策の強化
  • 理由②:混雑緩和のための処置

しかし、田村智子議員は、証拠を示しつつ反論します。

一番経費がかかっているのは飲食物提供ですね。
で、これ案内状も実は2.5倍に増えてるんですよ。

招待者増えれば参加者も増える、混雑緩和のために会場設営費もどんどん増えるということですね

桜を見る会、支出額

証拠が示され、予算額が激増したのは、招待者が増えたのが理由というのが明らかになりました

増えた招待者はどんな人?

では、どんな招待者が増えたのでしょうか?

確かに皇族とか各国大使、また議会関係や地方議会関係、行政関係、このあたりはですね、年々増えるとか、あり得ないんですよ。
内閣府に訊きましたら、推定だがまあ2,000人くらいでほぼ固定的だって言うんですね。
そうすると一番下ですね、その他各界の代表者等、これが増えたってことだと思うんですが。
その「等」を含めて、これはどういう方々で一体どうやって招待する人を決めるんですか?

招待範囲

田村智子議員の質問に対して、大塚審議官が回答しています。

各省庁から幅広くご推薦をもらい最終的に内閣府、内閣官房において取りまとめていると。

ここで、招待人数について田村智子議員が突っ込んで質問しています。

あの開催要領にはね、その計約1万人なんですよ、招待範囲。
当然各府省はこれを念頭に入れて功労功績のある方を推薦しているはずで、事実安倍総理より前はだいたい1万人前後なんですよ。
なぜ1.8万人にもなるのかってことです

確かに、招待範囲にも計約1万人と記載があります。

なぜ約2倍もの人が招待されているのでしょうか?

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首相が税金を私物化し地元後援会を接待してる?

予定の約2倍もの人が招待されている「桜を見る会」。

実際にどんな人が招待されているのでしょうか?

「桜を見る会」に招待されたのはどんな人?

「桜を見る会」に招待されていた人を紹介します。

稲田朋美当時規制改革担当大臣

稲田朋美

出典:稲田朋美 日々の活動報告

稲田朋美議員の地元福井の後援会の方が多数招待されていたようです

世耕弘成当時官房副長官

世耕弘成

世耕弘成議員の地元女性支援グループの皆さんが招待されていました

松本潤衆院議員

2013年

松本潤

2015年

松本潤

出典:松本潤の国会奮闘記

2013年には、限られた少数の案内しか入手できず、残念ながら後援会の皆様にご案内することができずとありました。

2015年には、うぐいす嬢の皆様をはじめ後援会の皆様と参加したとあります。

萩生田光一当時自民党総裁特別補佐

萩生田光一

常任幹事会の皆様が招待されていました。

常任幹事会の皆様とは、後援会の皆様ということでした。

安倍首相の地元山口の後援会関係者は前夜祭とセットで参加

安倍首相の地元山口からも参加者の情報がありました。

友田保下関市選出の山口県議会議員

友田保

後援会女性部の7名の会員の方と同行しましたとありました。

藤井律子山口県周南市長

藤井律子

「桜を見る会に行ってきました」
片山さつき先生とも久しぶりの再会を果たしました。
今日は山口県からたくさんの人が来てくださっているわね~。
10メートル歩いたら山口県の人に出会うわよ!といつものように元気よくお声をかけていただきました。

多くの山口県の方が参加されていたのがわかります。

なお、国会の質疑終了後、藤井律子山口県周南市長の関連ブログは削除されていました。

隠したい心理が働いたのでしょうか?

「桜を見る会」前日は前夜祭を開催

友田保山口県議会議員のブログから前日の前夜祭の様子が伝わってきます。

前日の早朝に飛行機で上京。
夜にはANAインターコンチネンタルホテルの大広間において下関市、長門市そして山口県内外からの招待客約400人による安倍首相夫婦を囲んだ盛大なパーティー。
次の日早朝7時30分にホテルを出発し貸し切りバスで新宿御苑に”

これらの証拠を元に田村智子議員が、安倍首相に厳しく問います。

結局ね、私はね、税金を使った公的行事っていう自覚もなく、安倍総理が地元からの招待者をどんどん増やしたんじゃないかと
さらにはね、地元後援会の恒例行事にしてきたんじゃないかっていうことも指摘したいんです。

さらに

「桜を見る会」は安倍晋三後援会「桜を見る会」前夜祭とセットで、総理が後援会や支援者、山口県の関係者のご苦労を慰労し親睦を深める、そういう行事になっているんじゃないですか?

対して、安倍首相の回答⬇️

あのその懇親会にですね、私が出席をして写真等を撮っているのは事実でございます。
もちろんそれは各個人がですね、それぞれの費用によってこの上京し、そしてこのそのホテルとの関係においてもそれはホテルに直接払い込みをしているというふうに承知をしているところでございます。

YesとのNoとも回答していませんので、歯切れが悪く聞こえます。

参加者は無料招待!費用は税金で賄う!

「桜を見る会」へは、参加者は無料で招待されます。

参加者のブログで書いてあったようにオードブルや飲み物が振舞われています。

さらに、ホテルから新宿御苑までは貸切バスが手配されています。

当然、これらの費用は、税金で賄われています

田村智子議員の最後の質問がこちらです⬇️

「桜を見る会」は参加するのは無料なんですよ。
会場内でも無料で食べ、酒その他のアルコール、オードブルやお菓子、お土産をふるまうんですよ。
これを政治家が自分のお金でやったら明らかに公職選挙法違反そういうことをあなたは公的行事で税金を利用して行なっているんですよ
これだけでも重大問題だと。
まさにモラルハザードは安倍総理が起こしているとこのことを指摘して、質問を終わります。

納得のいく説明がされるのを期待します。

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