山口敬之元TBSワシントン支局長の記者会見の中で海外の記者が逮捕状が取り消されたことに質問していました。
その逮捕状を取り消したのが警察庁の中村格刑事部長(当時)でした。
今回は、中村格刑事部長(当時)の学歴や経歴を紹介します。
実は、菅官房長官の元秘書官を務めていました。
そして、「官邸の番犬」と言われています。
その理由をお伝えします。
中村格 (警察庁)の学歴は?

出身:福岡市
中学:福岡市立 警固中学校
高校:ラ・サール高等学校
大学:東京大学法学部
中村格さんが通っていたラ・サール高等学校は超進学校としても有名です。
偏差値は、
78
です。
全国でも2位の偏差値を誇っています。
中村格さんは、学業成績が10位以内に者に送られるラ・サール賞を受賞しています。
相当な秀才であったことがわかりますね。
そして、東京大学法学部へ進学します。
相当優秀で頭が良かったのがわかります。
中村格 (警察庁)の経歴は?
中村格さんは、1986年に警察庁に入庁しています。
そして、
- 和歌山県警捜査第二課長
- 千葉県警察捜査第二課長
- 警察庁捜査第二課課長補佐
- 在タイ日本国大使館一等書記官
などを歴任しています。
最近では、
2015年3月から警視庁刑事部長
2017年8月から総括審議官兼警備局付
2018年9月から警察庁長官官房長
と順調に出世しています。

出典:警察庁
警察庁の組織表から見ても相当出世していることがわかります。
高校大学とエリートコースを歩んできました。
警察庁でも順調に出世の道を歩んでいます。
中村格 (警察庁)は菅官房長官の元秘書官だった!
実は、中村格さんは、2012年12月から
菅内閣官房長官の秘書官を務めています。
自民党が下野していた民主党政権時代に枝野幸男衆議院議員の秘書官を務めていました。
政権が交代した際に中村格さんは秘書官の職を解かれる予定だったと。
しかし、
「やらせてください」
と菅内閣官房長官に土下座する勢いだったそうです。
これにより留任され、その後の活躍が認められ菅内閣官房長官からの信頼を勝ち取ったそうです。
二日に一度会うか電話をする間柄という声も聞こえてきます。
中村格 (警察庁)は「官邸の番犬」だった?
中村格官房長は、「官邸の番犬」とも言われています。
どうしてでしょうか?
伊藤詩織さんと山口敬之さんの件で当初山口敬之さんには逮捕状が出ていました。
日本に帰国するタイミングで逮捕する予定だったのが突然の逮捕取りやめになりました。
その逮捕の取りやめを指示したのが中村格刑事部長(当時)でした。
事件の中身として私が決裁した。
指揮として当然だと思います。
出典:週間新潮
今回の裁判は、海外メディアの注目度も高く現地でも報道されています。
仏紙フィガロでは、以下のように報じています。
山口敬之に不利な決定的な証言があるにもかかわらず、検察官はこの事件の審理を拒絶した。どうして、このような権力の乱用が起こったのか? 伊藤詩織は山口が政治的な人脈を利用したのだろうと疑っている。山口は安倍晋三首相の伝記作家であり、首相と非常に近い関係にある人物だ。しかも、絶大な権力を持つ菅義偉官房長官と近い警察官僚の中村格は、介入したことを公然と認めている
出典:figaro
山口敬之さんが政権に近い人物であり、絶大な権力を持つ菅官房長官と近い中村格刑事部長(当時)が公然と介入を認めている。
ここから、官邸の意向に沿って動く「官邸の番犬」と言われています。